ツィンバロン/ダルシマー奏者「斉藤浩」LIVE @ 7/17(水) 大三島 OHANA

ツィンバロン/ダルシマー奏者「斉藤浩」LIVE

   ゲスト:安土 明中子(朗読)

  ~ 大三島から初夏の風に乗せて・・・ ~

 

 

アジア人初のツィンバロン・ディプロマーシュで、

N響をはじめ、あちらこちらで、引く手あまたの

斎藤浩さんの貴重なハンマーダルシマー/打弦楽器演奏を

なんと投げ銭制で体験できてしまいます。

 

スペシャルゲストは、

今回のLIVEのコーディネーターでもある、

安土 明中子さん。

 

斎藤さんのダルシマーをバックに

「くもの糸」の朗読を披露してくれます。

ぜひぜひお越しください。

 

 

時間: START:19:00~

料金: 自由料金/ハートマネー(投げ銭制)

 

会場/問合せ:OHANA 0897-82-0023

       (愛媛県今治市大三島町宮浦5341)

 

 

【斉藤浩 プロフィール】

アジア人で初めてツィンバロン・ソリストディプロマを

授与された打弦楽器奏者。

大阪音楽大学作曲学科卒業。

ニューアーティストオーディション’91ファイナル

(SONY MUSIC、FM TOKYO主催)にて審査員奨励賞受賞。

その後、日本ハンガリー友好協会の推薦により

ハンガリー政府給費留学生としてブダペストに留学。

2003年、エチュード音楽院ツィンバロン科首席卒業、

ディプロマ取得。

その後、ハンガリー国立リスト音楽院を経て、

2004年、学長特別推薦によりスロバキア国立

バンスカビストリツァ芸術アカデミーに編入。

2006年、同校首席卒業。

この時、アジア人で初めて

ツィンバロン・ソリストディプロマを授与された。

2004年、バラッシャジャルマト国際コンクール第1位。

これまでにツィンバロンを世界ツィンバロン協会会長

ヘレンチャール・ヴィクトーリア、

またサカーイ・アーグネシュ、

セヴェレーニ・イロナ各氏に師事している。

2003年、2004年にはブダペストにおいて

ELTEコンサートオーケストラと共演。

2006年3月スロバキアデビューリサイタル、

5月にはソリストとして、スロバキア国立

バンスカビストリツァオペラハウス管弦楽団と共演し、

それらの模様はマジャールラジオ、スロバキア国営放送、

また中国CCTVなどでも放送された。

ハンガリー国内はもとよりスロバキアやチェコからの

招聘により、数々の国際音楽祭に出演。

アジア人ツィンバロン奏者として各国で頻繁に新聞、

マスコミに取り上げられてきた。

 

 

【ツィンバロン(cimbalom)】

一般にダルシマー(ハンマーダルシマー)と呼ばれている

打奏弦楽器に対して用いられている
東欧のスラブ語系の名称の一つで,

上記の綴りではハンガリーの楽器を指す。

とくにジプシーの楽団で使用されているものは

最も発達しており,脚がつけられているほか,

ペダルで操作することのできる止音装置をもっていて

小型のピアノに匹敵するほどの構造的規模をもち,

コダーイやストラビンスキーなどの曲にも使用されている。

台形の響板に張られた弦を、二本のバチでたたいて演奏する。

コダーイの作品では、

目にも留まらぬ名人芸的なバチ捌きが披露される。

 

1700年頃に大型のものが作られ、

「パンタレオン」と呼ばれた。

パンタレオンは当時のヨーロッパで流行したが、

その奏法や特徴が黎明期のピアノ製作に

多大な影響を与えたといわれる。

ピアノのハンマーは、軸を支点に回転し打弦するが、

これは既存の鍵盤楽器には見られなかった方式で、

パンタレオンの奏法を参考にした可能性が高い。

また、今日のピアノ・メーカーに直接つながる先駆者、

ジルバーマンは、ダンパーを常時開放する装置を備えた

ピアノを製作したが、これはダンパーを持たない

パンタレオンの響きを求めたものであった。

やがてこの装置はピアノのペダルシステムへと発展する。

ピアノがすでに完成された楽器として、

その地位を確固たるものにしていた1870年代、

ブダペストのジェンダは、ピアノを参考に

ツィンバロンの改良を行った。

彼は、ツィンバロンの調弦に白鍵と黒鍵の配列を取り入れ、

ペダル式のダンパーを装備させた。

その結果、それまでジプシーの素朴な民族楽器であった

この楽器が、オーケストラとの競演も可能な、

現在の演奏会用ツィンバロンに生まれ変わったのである。

ピアノとツィンバロンは、おのおのの発達の過程で、

互いに影響しあった楽器といえる。